パラベンフリー …本当は安全なパラベンのお話

青山秀和先生のイメージ

ここでは、美容外科医の青山秀和先生監修のもと、化粧品成分に関する皆さんの誤解を解いていきたいと思います。
パラベンというのは正式名称をパラオキシ安息香酸エステルといい、飲料や食品、医薬品、化粧品の防腐剤として用いられているものです。表示指定成分といって“パラベンを含有している場合には必ず表示しなければいけない”というルールがあったために「何だか危ない物質なんじゃないの?」と警戒されてしまうことの多い物質ですね。パラベンは決してそんなに危険な物質ではありません。巷に流れている根拠のない噂に惑わされず、正しい化粧品選びができるだけの知識をつけておきましょう!

パラベン安全!過去実験データ

パラベンフリーのイメージ

パラベンが嫌われている理由は“アレルギーを起こす可能性がある成分”として配合している場合には必ず明記しなければならない表示指定成分だったことでしょう。一部の化粧品メーカーが、パラベンが表示指定成分だった過去を利用して“ウチの製品はパラベン使ってないですよ”というキャッチコピーを多用したせいで“パラベン=危ない?”という誤解がすっかり広まってしまいました。
ちなみに、2001年以降は医薬部外品でない限り、化粧品は全成分表示が義務になっていまして、すでに表示指定成分というルール自体がなくなっています。ですから、パラベンが表示指定成分だったのは1980年~2001年までの22年間ということになりますね。
確かに30年以上前のパラベンは単独で使用すると皮膚に吸収されてアレルギーを起こす可能性がありました。ですが、現在は他の成分と併用することでパラベンの濃度を下げ、安全に使用できる技術が確立されています。

スキンケアのイメージ

また“パラベンと紫外線が反応して細胞に悪影響を与える”という実験結果についても現在は反対意見が多いのです。そもそもパラベンの害を確かめると称して京都府立医科大が行った実験は、培養した細胞を濃度の高いメチルパラベン溶液に24時間浸し続け、そこに紫外線を照射するという方法で行われたものです。24時間休みなく浸し続けたら、どんな成分であれ細胞に悪影響が出るに決まっています。この実験結果を極端にいえば“24時間水分をとり続けたら水中毒で死亡した。だから水は毒だ”と論じているのと同じといえるでしょう。実際の化粧品使用とかけ離れた前提で行われた実験には何の意味もありませんね。 パラベンは実際の使用法に即した条件で行われている急性毒性試験、皮膚刺激性試験、皮膚光完成試験、がん原生試験といった多くの生体内テストをすべてクリアしており、安全性は充分に確認されているのです。そもそも食パンや目薬にも防腐剤として使われている成分ですから、私たちは全員、毎日のようにパラベンを摂取しています。これまでにパンや目薬のせいで体調不良を起こした方はいらっしゃるでしょうか? 正しい基準のもとで利用されるパラベンは、安全な成分であることがハッキリと立証されているのです。

むしろ天然由来のほうが危険!?化粧品選びのポイント

化粧品選びのポイントのイメージ

時折“パラペンフリー&100%天然由来”という謳い文句で売られている化粧品を目にしますが、天然由来なら全てが安全というのは大いなる誤解!
実際に天然由来の防腐剤として使われている成分には、フェノキシエタノールという緑茶由来の物質があります。少量なら問題ありませんが、防腐効果が劣るため、パラベンと同じだけの効果を発揮するためには約3倍の量を使用しなくてはなりません。この分量ですと、実はフェノキシエタノールのほうが毒性が強くなります。天然由来で毒性が低くても、大量に使わないと防腐剤としての効力を発揮できないのであれば、現実的にはより危険な成分ということになるでしょう。
そもそも“天然=安全”という言い分には何の根拠もないんです。
また、完全無添加&防腐剤フリーというのも考え物。腐敗したりカビが生えた化粧品は、防腐剤より何倍も危険です。一説には、カビは最大の発がん物質と言われているほど。やはり、パラベンのように古くから利用されていて、毒性を極限まで抑える方法が確立している防腐剤を使うのが一番安全な方法なのです。

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添加物や防腐剤の知識がなく、どんな化粧品が安全なのか分からないという方に向けて、本当に安全な化粧品選びのコツを紹介しています。巷に出回るパラベンフリーや無添加化粧品ですが、実はパラベンを使用している化粧品のほうが安全という場合も!?

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